思わず氷も

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キャンディーズって何?

思わず氷もとけちゃいそっ!!

冷たい大気が、ぴーんと張りつめてるんです。頬が紅くなっちゃいそっ! でも青く澄んだ冬の空にくっきりと、白い雪をかぶった富士山を見たら、キャンはもうウレシクなってリンクに飛び出していったのです。
河口湖のほとりにある、この富士急ハイランドのスケートリンク。とっても広くていいとこです。新宿からクルマで中央高速に乗れば70分で行けるし、休日の前夜は、楽しいオールナイトのスケートもできるんです。
高校(東京成徳学園)のとき、授業でここへ来たことがあるスーをはじめ、ランもミキも、何回か来ているのです。
「私、小学校3年のときかな?もうスケート靴履いてたのヨ」とスーは自信満々!「私だって小学5年から始めてんだから」とミキも負けずにどんどんすべっちゃうのです。「中2からだから、ダメかなぁ」ランも恐る恐るスケーティング。
でもみんななかなか上手!ミキはなんとバック・クロスもできるのです。ランもバックでスーイスイ。スーも所狭しとばかりにリンクいっぱいに一周します。そのうち3人でタテ1列につながって進んだり、手をつないだり、たいへんなものなんです。
でも、やっぱり勢いあまってスッテンコロリン!ずいぶんシリモチもついたのです。いちばん回数が多かったのはスー。
「キャーッ!」“ズシーン!” 氷も割れんばかり!?なのです。
「小学3年からのわりには、よくころぶなぁ?」ランとミキ、ふしぎそう。
「じつは、小学校のときは、スケート靴、はいてたのはまちがいないんだけど、ただ1ヶ所に、じーっと立って、みんなのすべってるの見てただけなの」
ランとミキ、なっとく!しておかしくって吹き出しちゃったのです。スーもいっしょに笑っちゃいました。

手をつないですべってると、誰かがころべば、3人もろとも“ドスーン”なのです。たとえば、旅に出ても、宿泊はいっつも3人いっしょの部屋にするキャンは、ころぶときもおんなじ。とっても気が合うのです。
このチームワークで、キャンは見事、デビュー4年め、初めて大きな賞にも選ばれるようになったのです。また、秋から始まったNETテレビ系の「みごろ!たべごろ!笑いごろ!!」(月曜20時〜21時)も好評。11月21日には新曲「哀愁のシンフォニー」が発売されました。
河口湖のすがしい空気、胸いっぱいに吸い込んで、思いっきりすべってころんだキャン。新曲の大ヒットをめざして、ますます大ハリキリ!その熱気を、お色気ほんわかの3人のシリモチで、冷たい氷も、思わずとけちゃいそうでした。

写真記事:月刊明星77.1号より