最後の挨拶

 

1978.04.04 ファイナルカーニバル「最後の挨拶」

ラン(RealAudio:282KB

私達は、よく、大人のひとに言われました。「君たちはなんてバカなんだ。こんないいときに、バカ騒ぎをして、そんなにまでして、キャンディーズを辞めることはないじゃないか。」
でも、私達はバカじゃありません。そうじゃないから、解散を決めました。
私達は良く知っています。キャンディーズは素晴らしいです!
キャンディーズは最高だっていうこと、私達、一番よく知っているつもりです。私達3人は、全てをキャンディーズにかけてきました。MMPのみなさん、スタッフのみなさん、そして、全国のたくさんのファンのみなさんが、私達を最高のものに作り上げてくださったんです。だから、だからこそ、私達は、最高のまま、解散したいと思います。

ミキ(RealAudio:300KB

確かに、見る人から見れば、身勝手な、少女趣味的な発想だと思います。でも、あたし達は、少女でも、子供でも、幼稚でも構いません。
子供のときから始めたキャンディーズです。
最初の精神を、ずっと、つらき、貫き通そうと決めていました。変な大人になるより、変な大人になるより、純粋な子供の気持ちで、純粋に終わりたかった。そしてあたし達は、そうやって努力もしてきました。今、それが、全て、すべて、出来た様に思います。
力強い皆さんの、沢山の支援があったから、キャンディーズは、あたし達のキャンディーズは、純粋なまま、今、この瞬間に終わります。
あたし達は、キャンディーズの一員であったことに対して、すごく、誇りを持っています。
ほんとうに、ありがとうございました。

スー(RealAudio:204KB

最後に、私達の、夢で、夢であった、この場所、後楽園球場で、ステージ、最後のステージを、みなさんと一緒に、このステージで、精一杯、歌ったこと、ほんとうに、嬉しく思います。そして、このフィナーレを、すばらしいものにしてくださった、主催者のみなさん、後援、協賛のみなさん、後楽園のみなさん、大勢の関係者のみなさん、そして何よりも、渡辺プロダクションのみなさん、ほんとうに、長い間、ありがとうございました。

ラン

私達の、この、最後のステージの、最後の曲は、やはりこの歌を歌いたいと思います。
聞いてください。「つばさ」を歌います。。。